僕は2020年3月中旬に「首こり病」にかかり、9月中旬から治療を開始し、10月末現在も治療中ですが徐々に回復してきました。
「首こり病」(頚性神経筋症候群)という病名を聞いた事が無いかたが多いと思いますが、長時間、下を向いてスマホやパソコンの操作をしていることが原因で、首がこったままになり、手足や顔の痺れ、めまい、自律神経への圧迫により気分が悪くなる等の症状が出る病気です。
僕の症状
・足の先の痺れ
・左膝の裏側の痛み
・左腕のだるさ
・左腕の小指側半分の痺れ
・左顔面の痺れ
・唇の先の痺れ
・クラッとするめまい(頚性めまい) 特に朝と空腹時
・テレビやパソコンを集中して見ている時、めまいが起きる(後頭部で視覚を受けている為)
・自律神経への圧迫による、朝～夕方の気分の悪さ
・頭がのぼせる
・首の後ろの熱さ
・後頭部が張っている違和感
・まぶたが重くなるような違和感
発症してからの経緯
3月中旬に寒さから風邪をひきかけたらしく微熱が出て、土日はベッドで寝ていました。月曜日に熱は下がったのですが、めまいが治まりませんでした。年度末で仕事が忙しかったので、3月中は病院に行けませんでした。
4月になって仕事が一段落したところで近所の耳鼻科を受診しました。1月末に突発性難聴になったので、それが悪化したのだろうと思ったからです。脳と耳のMRIを撮り、調べてもらったのですが、おかしなところはなく、めまいを抑える薬(内耳の血流を良くする)を処方されました。
5月に鉄アレイで腕の筋トレをした翌朝、左顔面と左腕の小指側半分が痺れていました。もしかして脳梗塞なのではと疑い、近所の脳神経外科を受診しましたが、「その症状は脳梗塞が原因ではありません」とのことでした。
近所の整形外科を受診しましたが、顔面の痺れの原因は判らないが、左腕の小指側半分の痺れは腕の肘辺りの神経が原因かもしれないということで、腕の低周波治療を15分行なっただけでした。
その後、ネットで色々調べて、「首こり病」かもしれないと思いました。「首こり病」は知らない医者が多いようです。東京に唯一、首こり病外来のある「東京脳神経センター」があることを知りましたが、場所が虎ノ門で、家から1時間くらいかかるので、通うのは難しいだろうと受診はあきらめていました。
突発性難聴の定期診察の際、先生にお願いして筋弛緩剤を処方してもらいましたが、服用したところ、体が重くなり、めまいも増したのでやめました。とても1日3回は服用出来ません。
症状の対処
首は、頭へ行く血管や神経の束が集中して通っています。首がこることにより血管が圧迫され、頭へ行く血液の量が減ります。午前中は心臓の働きが弱っているので、頭に行く血液が更に減り、具合が悪くなります。
また神経が圧迫されることにより、上記の症状のように様々な部分が痺れます。
めまいには、「回転性めまい」と「頚性めまい」があります。耳の三半規管が原因の場合は、「回転性めまい」で、じっとしていても天井が回るようなめまいです。首コリ病のめまいは「頚性めまい」です。後頭部から首にかけて平行感覚をつかさどる部位があり、じっとしていると平気なのですが、動いた時にクラッとするめまいです。風邪などで高熱が出た時にフラフラする感じと同じです。
痺れは無視する。めまいは、めまいがしているのが通常だと自分に言い聞かせて慣れる。たまにアルコールを摂取して酔っているせいなのか判らなくする。といった方法で対応してきましたが、自律神経の圧迫による気分の悪さは一番つらかったです。
頭がのぼせているので、気温が高い夏の朝の通勤は厳しかったです。夏を乗り切れるのか不安でしたが、自転車での通勤時、アイスノンを首に巻き、首の後ろを冷やして何とか会社にたどり着いていました。また新型コロナウイルスの影響によりテレワークが多かったので、朝、具合が悪くても、仕事を休むことにはならずに助かりました。
夕方～夜は割と元気でしたが、夜中は何回も目が覚めて眠れませんでした。横になっているのに気分が悪くて目が覚めることもありました。朝、起きると「今日も1日、めまいと気分の悪さと戦うのか。。」と気分が落ち込みました。
購入して有効だった物
整体枕
僕は右横を向いて寝るのが好きだったので、首こり病になるまでは、いつも右横を向いて寝ていました。低反発枕を使っていたのですが、横を向いて寝ると肩の高さがある分、頭の位置が低くなり、首の左側の筋を伸ばし続けている状態になります。それが原因で首の左側が痛くなりました。
整体枕は真ん中が頭の形に凹んでいて、左右は高さがあり固めになっています。ですので横向きに寝ても肩の高さの分、枕が高くなっているので、頭が水平になり首が痛くなりません。
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価格:6,990円 |
下記の製品は横向きに寝た時に耳に当たる部分が凹んでいて、耳が痛くならないようになっています。付属の高さ調節パッドを入れて、枕の高さを高めにしたほうがいいです。高さが低いと朝、起きた時に後頭部が、うっ血したような感じになりました。
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価格:6,980円 |
低周波治療器
下記の製品は首専用ですが首の下のほうだけに電極が当たります。首の上のほうはデリケートなので市販の低周波治療器を当ててはいけません。使用時には充分に首と電極を水で濡らさないとチクチクします。一番弱い1か2で使用します。首こり病の治療は低周波治療が有効ですが、無理をすると悪化しますので、使用した翌日にめまいがひどくなった時は、元の状態に戻るまで使わないようにします。
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価格:10,648円 |
下記の製品は首には使用出来ませんが、首の筋肉は背中のほうまで繋がっているので、背中の上部に当てるといいです。
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価格:8,609円 |
アイスノン(夏のみ)
首こり病は首を冷やしてはいけないのですが、夏の朝は首の後ろが熱く、アイスノンを当てると意識がハッキリして気持ちが良かったです。気温が高い中、自転車での通勤時に無くてはならないものでした。
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アイスノン 首もとひんやり氷結ベルト（本体2個、専用カバー） 価格:860円 |
首 ストレッチャー
雑草を抜いたり、下を向いて作業をしなければならない時に使いました。これを使うと首が痛くなりませんでした。
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価格:2,184円 |
その他には、「ロート製薬 和漢箋 ガチラック」という葛根湯を1ヶ月半、服用しましたが効果はありませんでした。
「アズマ商事 旅美人首もんで」という旅館に置いてあるような首のツボを押す器具を購入しましたが、医者によると手で首をマッサージするのはいいが、ツボ押しで無理に押すのは良くないとのことです。
「ピップ マグネループEX 」という磁気ネックレスを、寝る時と入浴時以外はずっと付けていましたが全く効果は感じられませんでした。
嫁さんが使わなくなった安い整体枕を1晩、借りたところ、首に当たる部分の出っ張りが大きく固くなっている為、寝ている間、首を圧迫し続け、頭へ行く血流が悪くなり、朝、起きた時はめまいがして、一気に悪化しました。
次回は症状が更に悪化し、病院に行って治療を開始したお話です。
